ガンバレトウホク号、駆け上る…上げ馬神事

武者姿の若者が馬とともに土壁を駆け上る「上げ馬神事」(三重県無形民俗文化財)が4日、三重県桑名市の多度大社で始まった。セカンドバッグ、ポーチ

 15〜19歳の若者6人が騎乗し、人馬一体となって高さ約1・8メートルの土壁越えに挑んだ。

 12頭が挑み、「ガンバレトウホク号」と命名された1頭が土壁を一気に駆け上ると、詰めかけた観客から歓声が上がった。成功したのは、この1頭だけだった。ハンドバッグ

 上げ馬神事をめぐっては、県教育委員会が今年1月、馬の虐待、騎乗する未成年者の飲酒の禁止などを勧告。今回が勧告後、初めての開催で、同大社は氏子組織の監視役を昨年の2倍の14人に増やすなどした。

 県教委社会教育・文化財保護室の野原宏司室長は「問題は確認されなかったが、勧告に伴う改善点は今後検討し、県文化財保護審議会に報告する」と話していた。上げ馬神事は5日も行われる。ビジネスバック